2006-01-11

深紅

20060111 父と母、幼い二人の弟の遺体は顔を砕かれていた。秋葉家を襲った一家惨殺事件。修学旅行でひとり生き残った奏子は、癒しがたい傷を負ったまま大学生に成長する。父に恨みを抱きハンマーを振るった加害者にも同じ年の娘がいたことを知る。正体を隠し、奏子は彼女に会うが!?



結局1日で読み終えてしまった。。。

高村薫の書き方と比べるとストーリーのテンポが速いので気が短い(?)私には大助かりだった。

しかし最後はこれでいいのか!?

私は物足りなかったのだが・・・・・

カコと未歩は似ている・・・と元警官が言った時「未歩もカコを探してたんだ」と私は読んでしまった。そうしてカコからの接触を未歩は待っていた・・・

カコに翻弄させられているように見せて実は何もかも承知で行動していた・・・そういう結末だと思っていたのに何ともあっけない終わり方だった。

「空白の30秒」に何か隠されているのでは!?と思って期待したのに「心神耗弱」を意味するだけの事だった。

上告し続けた心理についてももっとドラマティックなものを求めてしまった。

う〜ん、私ってワガママなのかな???

私なら・・・と考えてしまった。

最後は被害者家族と加害者家族に芽生える友情で終わったのだが切なさがあった。

野沢尚が訴えたかったのは何なのだろう。

何だかストーリーを楽しませる、というより司法を各々が深く考えるようにもっていっているように感じた。

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